日本統合医療学園の学長である吉村吉博が理事長を勤めている中医臨床学術協会では年に一度、中医漢方薬師(くすし)試験を開催しております。
この試験は日本に則した中医学ベースの試験であり、基礎理論から臨床まで範囲は多岐に渡り中医学を網羅しており、試験はどなたでも受験可能です。
ご興味ございます方は下記より概要をご覧になりお申込み・お問い合わせ下さい。
【試験目的】
中国や韓国における東洋医学教育は中医学や韓医学として6年間の教育を行い、資格として専門的な国家試験制度があるのに対して、
日本では薬学部や医学部でもカリキュラムに漢方が導入されていますが、薬学部では生薬学の延長のような位置づけであり、医学部では数コマの授業しかされておりません。それぞれの国家試験でも0〜2問が出題されているに過ぎないです。
臨床の現場では漢方治療が見直されているため、漢方薬を処方した経験がある医師は9割に達しているが、その9割の医師は漢方薬の知識が乏しいのに漢方薬を処方しているのが現状であります。
そのため薬剤師や医師、歯科医師、登録販売者等の医療従事者は免許取得後に漢方メーカー主催の勉強会や学会などに参加してスキルを上げているのが現状です。
現在、漢方の民間資格として中医師の試験や漢方薬の試験、各団体の試験がありますがレベルの差や試験内容の偏りが大きいように思います。
またこれらの試験は日本漢方(和漢方)が中心であるため中医学とはレベルが大きく異なります。
そこで、中医臨床学術協会(窓口は当学園)では我が国独自の中医学(日本漢方とは似て非なるもの)のレベルアップを目的として中医漢方医学の検定制度(中医漢方薬師)
試験)を立ち上げ、準中医漢方薬師、中医漢方薬師の2つの資格を設けました。
【資格のメリット】
中医漢方薬師の資格は国家試験ではありません。しかし薬剤師、医師、登録販売者などは中医学を学ぶことにより視野が広がり、より適切な漢方薬を選択できるようになったり、養生のアドバイスをできるようなメリットが大きいです。
また国家資格をもっていない方でも家族や友人の健康相談やアドバイスにも非常に役立ちます。
もう一つのメリットは中医学に対する勉強のモチベーションが上がることです。近年、漢方(中医学)を学んでも単なるディプロマ(修了証書)だけでは自分の実力があるかどうか分からないため、その実力を試すために当協会の資格を取得することは意義が大きいと思います。
【試験内容】
試験日:2023年4月2日(日)
準中医漢方薬師:13:00〜14:30
中医漢方薬師:15:00〜16:30
申込み締め切り日:2023年3月1日(現在募集中)
会場:日本統合医療学園(池袋)(やむを得ない場合はオンライン受講も可能)
検定料:各8,000円(事前振込)
結果発表:2023年4月末日(メールにて)
対象:薬剤師、登録販売者、医師、歯科医師、看護師、鍼灸師、管理栄養士、柔道整復師
資格なしでも可能です
【各試験の詳細】
○「準中医漢方薬師」
中医基礎+生薬・漢方問題50問(2点×各25問)5者択2問題
試験時間90分、60%(30問)以上合格
○「中医漢方薬師」
中医臨床の基礎 20問(3点×20問)の5者択2問題
中医臨床の症例問題※2問 記述式(20点×2)
試験時間90、60%(6問)以上で合格
※:定性(八綱弁証、気血津液弁証)、定位(臓腑弁証)、病機(病気のメカ)、証型(弁証)、処方(論治)を記述する。(各4点×5項目)
お申し込み・お問い合わせは下記のリンクをクリックです
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